早くもネタ切れ気味です。
DTM ってめんどくさいですよね。やること多いし。「作らなきゃ」という気分だと何もできない。私は趣味でやっているだけなので、作らなきゃという状況になることは滅多にありませんが、それでも長期間何も作らないのはよくないかな……とか思ってしまいます。
さて、近々ここに書けそうなネタが家に届くのですが、今日とりあえず何か書こうと思い、
こちらを触ってみることにしました。
Native Instruments “Replika XT”
詳細はこちら
“Komplete 13” に含まれているディレイプラグイン “Replika” の上位版です。
“Komplete 13 Ultimate” 以上のグレードにはこの “Replika XT” が含まれているのですが、Ultimate を買うことはないだろうと思い、単品購入しました。
“Replika” を購入済みであれば、”Replika XT” はアップグレード価格 (¥4,000) で購入できます。
ドラムに使ってみる
シンプルなドラムフレーズを用意しました。
さっそく使ってみようということで、こちらのドラムトラックに “Replika XT” を挿します。
プリセットを見てみると “Drums” フォルダがあったので、その中の “Drums Phat” を選んでみます。
キックが重く、空間が広くなったような感じがします。
設定はこんな感じ。
どうやら 500ms の間に音が左右それぞれ 50 回近く重なっているようです。今は BPM120 なので、500ms はちょうど 1 拍分になりますね。
さらに左右のズレが 4.8ms (“PANNING” メニューから確認できます) となっており、ハース効果によって左右の広がりを感じるのでしょう。
例えば右だけほんの一瞬遅らせたとすると、耳に早く届く左側のほうが音が大きく(左に定位がずれているように)感じます。
このディスプレイを見ると、左、右、右、左、……という順に音が聴こえてきているようです。これが短時間に複数回起こるので、定位のズレは感じないようになっているのだと思います。
これ、ドラム以外にも、モノラルの音源を左右に広げたいときに活用できそうですね。
リバーブにも化ける
“Replika XT” はディレイプラグインですが、設定によってはリバーブのように使うこともできます。
左側、ディレイのスタイルを、物理的に存在しない反響音を作る “Diffusion” にし、右側、モジュレーションを “Phaser” にするとこんな感じになります。
スタイルとモジュレーションの組み合わせで、ディレイのデザインがかなり幅広くなりそうです。
最大の利点はディスプレイ
と私は思います。もしディスプレイがなければ、わざわざアップグレードしませんでした。
このディスプレイ、ディレイのタイミングやフィードバック、パンニングなど、全ての設定がリアルタイムに反映されます。特にフィードバックの設定がしやすくていいですね。音がいつまで鳴るのかが視覚的にわかるのは便利です。
最終的に耳で聴きながらの調整はしますが、ラフに作るのは格段に早くなると思います。
おわり
DTM はめんどくさいですが、このようなおもしろいことができるということがわかると楽しくなりますね。
むやみやたらとプラグインを導入するのは推奨されませんが、新しいオモチャを手に入れるために適度に手を出していくというのはアリでしょう。
さて、次回は冒頭でも書いたとおり、近日中に届く新しいオモチャの話にしようと思います。
それでは。